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SPECIAL INTERVIEW
KTM.
 日本全国で『KDP.』なるダーツ講義を行っているKTM.氏。 バレルデザイナーでありながらトーナメントプロデューサー、更にはプレイアドバイザー まで数々の顔を持つダーツ界の有名人である。
 次々と業界に新しい風を送り込むKTM.氏に今回インタビューさせていただきました。

 プロフィール


 KTM.

 11月19日生まれ
 神奈川県出身

 2003年3月 burn.ハウストーナメントをSoul(s)渋谷で企画・運営。
 2004年2月 ダーツブランド「Trinity」をプロデュース。
 2004年5月 burn.Invitationalをプロデュース。
 2004年9月 ASTRA DARTSプロデュース。
 2004年11月 burn.Invitational「DoubleImpact」プロデュース。
 2005年4月 burn.Invitational JapanTourをプロデュース。
 2005年5月 TripleightUniversalBarrelsを立ち上げ。
 2005年10月 BullshooterEurope日本代表監督。
 2006年1月 5社合同トーナメント「ONE」プロデュース。
 2006年3月 KDP.を開始。
 2006年12月 burn.LadiesClassic(bLC.)プロデュース。
 2007年4月 D-CROWNをプロデュース。


 スタート


――まずはダーツに関わったきっかけを教えて下さい。

 本業でデザイン会社をやってるんですが、そこのスタッフがダーツをやり始めたん ですね。 そのスタッフが僕に「ダーツって面白いですよ!」って教えてくれたんです。 もともと僕はお酒が飲めないんで、BARに行った事がなかったんですよ。 だから最初は「行ったらお酒飲まなきゃいけないんでしょ?」みたいなかんじであまり乗り気じゃなかった。 そしたら彼が「いや、お酒は飲まなくてもソフトドリンクでいいんですよ。」と言ってくれて、 「じゃあ行ってみるか」と。で、初めて行ったのが渋谷のSoul[s]。その時の支配人だった方が 色々教えてくれて、もうその日にマイダーツを買ってましたね(笑)

――ダーツに興味を持った理由は何ですか。

 とにかく手軽に出来るからですね。道具も安いから色々なバレルやセッティング を気軽に楽しめますよね。あと、たまたま始めた頃に現在トッププレイヤーと言われてる 人達が周りにいたんですよ。当時からみんな上手くて、そういう上手い人達に勝ちたくて勝ちたくて。 それがハマッた原因かな。

――ダーツを仕事にしたきっかけは?

 一年半くらいは普通の一般プレイヤーとしてお店に通ってました。 もともとゴルフもやってるんですが、僕って道具オタクなんです(笑) だからダーツも自分で海外のサイトを調べて色々と買い始めたんですよ。 そのうち「だったら自分で作れないかな?」と思って始めたのがバレルデザイナーになったきっかけですね。

 バレルデザイン

――Tripleightの前身であるTrinityについて教えて下さい。

 ある時に友達がダーツショップを始めたいと相談してきたんです。 当時から僕は趣味で海外からダーツグッズを仕入れていたので、色々とアドバイスをしていました。 そこで物販に関わる事はなかったんですが、そのうちブランドを立ち上げるという話になって、 「じゃあやる」そんなノリです(笑)

――ASTRA DARTSについて教えて下さい。

 以前からJONNYと「新しいダーツ作りたいね」と話してて、Trinityで出しても良かったんだけど、 2人ともコンセプトとしてイカついイメージを持っていたので新しいブランドを作りました。 今では本当に強い選手、トーナメントで勝ちまくったり、海外経験のある選手でない限り契約選手 として迎える事はないですね。  ASTRA DARTS

――Tripleightについて教えて下さい。

 ASTRAのイメージがハードだとしたらTripleightはポップ。 もう少し一般プレイヤーが買いやすい安価なバレルも作りたかったんです。 でも国内の工場ではコストが掛かりすぎので難しい。 そこでいくつかのモデルを海外の工場で作ることにしました。  Tripleight

――契約選手になるには?

 「とにかく大会に出てきて下さい」としか言いようがないですね。 どんなに上手くても判断基準は大会でのプレイにしかない。 その中でこれから活躍しそうな選手を見つけてテストプレイヤーになってもらい、 色々なトーナメントで入賞していけばTripleightの契約選手になってもらいます。 ASTRAはその上。多くの大会で優勝して、海外でも活躍する選手達です。

 トーナメントプロデュース


――burn.を開催する事になったきっかけを教えて下さい。

 「今、誰が一番強いの?」 ただそれだけ。 そのコンセプトが少しでもズレたらその時点でburn.じゃなくなるんじゃないかな。 最初は仲間内で「誰が一番強いのか?」って話になって、「じゃあ大会をやろう」と。 その大会の後に「俺も出たい!」と言ってくれる人が多かったので「じゃあ誰にでもチャンスのある大会にしよう」 そこから始まったのが今のburn. Japan Tourです。 参加プレイヤーには一切の制限を掛けてないので誰でも参加できます。      burn. Japan Tour

――D-CROWNというプログラムがあるそうですが、その詳細について教えて下さい。

 まだ完全には決まってないですが、burn.は8ヶ月間ほどの期間をかけてファイナルを 行う1つのトーナメントです。 それとは別に年間で数回のトーナメントを行い、年間で王者を決める大会。 誰がその年に一番安定して強いのかを決めるというプログラムですね。

――海外での活動はどのような事をしているのでしょうか。

 海外各国のBullshooterのプロモーター達が非常に仲が良いんですね。 だから大会をやるとなるとスグにインターナショナルマッチが出来ちゃうんですよ。 で、やっぱり海外のプレイヤーのレベルは非常に高い。 そこで活躍できる日本人プレイヤーを作っていきたいと思ってます。 例えば今からダーツを始めました、日本一になりました、そこから先の目標を作ってあげたいんですね。 まぁ一番は業界のためというより自分の好きな事をしているだけなんですけどね(笑)

 『KDP.』


――ダーツ講義を始めたきっかけを教えて下さい。

 もともと僕自体が癖の多いフォームで投げてたんですね。 それで色々なスポーツの本を読んだりとか、ゴルフやバスケットの理論を取り入れてみたんです。 要するに理論的に成熟された他のスポーツの中から何かダーツに通じるものはないかな、 と思って始めたのが一番最初ですね。 そこで今のウチの選手達に色々とフォームについて話をしてるうちに 「ちょっと俺のフォームを見てよ」なんて言ってくる子が増えてきた。 特に太郎には一からフォームを教えたんですが、彼自身も努力家なので一生懸命練習して色々な大会で 活躍してくれるようになったんです。彼が僕の理論を確立させてくれたんですよ。 彼のフォームが綺麗なこともあって、そこから多くの人が僕にアドバイスを求めてくれるようになったんです。

――KDP.開催の目的は何ですか。

 僕はmixiをやってるんですが、その中で「ダーツが狙ったところに入らない」 「もう止めたくなっちゃいました」というような書き込みを見てるうちに 単純に「淋しいなぁ」と思ったんです。せっかくダーツを始めたのにね。 そこで文章だけでも僕なりの理論を伝えたいと思って、企画を立ち上げたのがきっかけです。 burn.もそうなんですが始まりは本当に個人的な発想ですね(笑) コミュニティ参加者が1000人を超えたあたりで、文章で伝わりにくい部分は、直接話した方が早いかな?ということで、横浜の Bullshooterを借りて開催したのが最初の「KDP.」です。 今では呼ばれればトーナメントでも開催しています。ダーツのトーナメントって 自分の試合が終わったら帰るじゃないですか。せっかくエントリーフィー払ってきてくれてるのに 勿体ないなって。それなら僕の講義を聞いてくれる人には教えてあげたいと思うんですね。

――今後の目標を聞かせてください。

 今僕の中で盛り上がっているのは「お爺ちゃんお婆ちゃんのためのKDP.」!針だと危な いけどプラスチックなら大丈夫ですよね。 リハビリにも良いだろうし。全国の老人ホームを回りたい。これは僕の「KDP」.としての夢なんだけど、 例えば「さくら老人ホーム」vs「ひいらぎ老人ホーム」の対抗戦とか(笑) そういうのが出来たら最高に面白いなぁって。 リハビリで始めたことがそのうち生きがいになってくれて、 仕事をリタイヤした人達に燃えるものが出来てくれたら、それが究極の形。

 凄い使命感とかそういうのはないですねぇ。自分が見てみたいとか自分が面白いと 思うことをしたいだけで、あとは周りのプレーヤーが楽しんでくれる状況を作ったら、 自分自身も面白いんだろうなあってことくらい(笑)「こういう状態になったら盛り上 がるよね?」とかですかね。まあ勿論、この業界で最初散々「ダーツ業界とは・・・」 を 色々な方々から教えて頂いたので、あまり突拍子のないものはさすがに出来ませんよ。 実際、企画を立ち上げる時は選手達とよく話し合ったり、業界内の協力要請から始ま りますし、このルーティーンは崩せない。 協力してくれる人がいなければ、僕の頭で考えている事なんて、只の「妄想」でしか ないですからね。今は出来ないっていう企画は山ほどあります。 今出来る範囲の中で、最高に面白いなと思うことを、これからも続けて行くだけです かね。

 ダーツSNS 『初級者の為のKDP.』


――ダーツSNSでの活動について考え方を聞かせて下さい

 たまたま見つけたので使わせてもらったんですが、mixiの方の「KDP.」はコアなプレイヤーが 多いんですね。イップスで悩んでいたりとか。 前からやってみたかったのが「初級者の為のKDP.」。全くゼロの状態からのスタート。 初級者でなくても基本に戻りたい時ってあると思うんですね。 それをmixiの方の「KDP.」で最初に戻してしまったら趣旨がズレてしまいます。 だから今回、自分の再確認も含めてダーツSNSでコミュニティを立ち上げました。 今後は今までの「KDP.」よりももっと掘り下げたところからやっていきたいですね。
ダーツSNS 『初級者の為のKDP.』